ロスト・メモリーズ
1909年、安重根による伊藤博文暗殺が失敗に終わっていたら、世界はどうなっていたのか。この仮定をもとにした2009年の朝鮮半島は、日本の支配下にあった。朝鮮独立を掲げる組織が、テロ対策班の西郷と朝鮮系日本人の坂本(チャン・ドンゴン)に挑戦する。全編の70%が日本語で進行。総制作費80億ウォン、撮影に8ヶ月の時間をかけイ・シミョンはデビュー作を完成させた。
4人の食卓
結婚を目前に控えたジョンウォンは、地下鉄で二人の少女の死体を見る。翌日、彼の部屋の食卓で死んだはずの少女達を目撃。その日から彼は、奇妙な悪夢に取りつかれる。ある日、霊媒師の母を持つヨンと出会い、彼の過去を透視すると忌まわしい過去が浮かび上がった。主演には「猟奇的な彼女」のチョン・ジェヒョンが、ノーメイクで体当たりの演技を披露する。
HAZAN
明治36年、夏。将来ある美術教師だった板谷波山は、 窯に燃える炎を前に、すべてを投げ打って陶芸に自らを捧げる決心をする。自らの理想を追求する波山の信念とそれを支える妻まるの愛が、やがて波山の作品に命を吹き込む。信念を持つ人間の厳しさと美しさが胸を打つ感動作。
思い出の夏
中国西北部の寒村に映画の撮影隊がやってきた。オーディションで抜擢されたショーシェンはたった一言のセリフがどうしても言えない。忘れかけた田舎の風景が郷愁を呼び起こす思い出の夏。
愛にかける橋
日中戦争、建国、文革、激動の中国に嫁ぎ、愛を貫いたオーストリア女性ワグナー夫人の生涯を描いた実話を完全映画化。68年にも及ぶ壮大なラブストーリーは実話ならではの感動を呼ぶ。
HARUKO ハルコ
激動の時代を怒濤と共に生きた在日一世の記録。ヤミ商売での逮捕歴37回。7人の子供を抱えながら、放蕩の夫に振り回され、極貧生活と一家離散の人生を生き抜き、現在は東京で焼肉店を営む金本春子さん。家族の幸せだけを願う母と家族の絆が、「幸せ」とは何かを強烈に問う迫真のドキュメンタリー。
THREE 臨死 〔三更〕
2002年/韓国、タイ、香港/127分/角川大映映画/R−15 7月31日(土)〜8月6日(金) 14:40 18:50 8月7日(土)〜13日(金) 20:00
第1話「Memories」監督/キム・ジウン新興住宅に住む、とある一家の妻が姿を消した。夫と妻、異次元から死の気配を描く。第2話「The Wheel」監督/ノンスィー・ ニミブット ある一族の手で守られてきた人形使いの伝統芸能。他人に技を盗まれぬよう、人形には呪いがかかっていた。第3話「Going Home」監督/P.チャン閑散とした住宅にひっそりと暮らす男。いつも濁汁が漏れるゴミ袋を持っている。
ハッピーエンド
1999年/韓国/99分/GAGAアジアグループ配給/R−18 監督/チョン・ジウ 撮影/キム・ウヒョン 出演/チョン・ドヨン チュ・ジンモ チェ・ミンシク 7月17日(土)〜30日(金) 20:30
失業中の夫と一家を支える妻、彼女の大学時代の恋人で今も不倫を続ける“からだが合う”男。三人三様の切なさ、恋情、嫉妬が絡み合い、やがて訪れる結末は...。チョン・ドヨンの熱演は「韓国映画で一番印象的なセックスシーン」としても観客の記憶に残っている!