トニー・ヤンの魅力満載の青春映画

 夢遊ハワイ

2005年/台湾/100分/IMX配給
監督・脚本・/シュー・フーチュン
出演/トニー・ヤン ファン・ホンセン
チャン・チュンニン

11/4(土)〜17(金)
12:10/14:00/15:50

 

兵役生活を終えようとする若者たちが体験する、ひと夏の出来事。脱走兵を捜すという名目で休暇をもらったアーチョウとシャオグエ。アーチョウは初恋の相手シンシンの夢を見たのが気になり、シンシンを探し出す。シンシンを加えた3人は、脱走兵の実家である花蓮へと向かう。
シンシンに振り回される、心優しい青年をトニー・ヤンが好演。青春の光と影を描いたハワイの出てこない海辺の物語。トニー・ヤンには本当に癒されます。

 

チョンヘ−29歳独身

 チャーミング・ガール

2005年/韓国/98分/ユナイテッド・エンタテインメント配給
監督/イ・ユンギ 原作/ウ・エリョン
出演/キム・ジス ファン・ジョンミン

10/28〜11/3
12:25/14:20/16:15

 

テレビドラマ「太陽の誘惑」などのベテランのキム・ジスが、女優人生13年目にして本作で映画初出演を飾る。郵便局に勤めるチョンヘは母親の思い出の残る家でひとり暮らし。孤独な毎日だったが、気になる男性が現れて…。自力で過去を乗り越える一人暮らしの独身女性の心の機微や孤独を丁寧にすくいとった秀作。第2のキム・ギドクと呼ばれる韓国映画の新鋭イ・ユンギ監督のデビュー作は、釜山映画祭をはじめ内外の賞を多数受賞

 

ヅラ刑事がシネマスコーレにやってくる!!ヅラッ!!!

  ヅラ刑事


2006年/ /80分/トルネードフィルム配給
監督・脚本・製作/河崎実
出演/モト冬樹 イジリー岡田


11/18〜12/5
20:10〜21:30


 

カツラをブーメランのように投げ飛ばして犯人を追い詰めるヅラ刑事、彼が赴任した花曲署には“デブ”“チビ”“イケメン”“デカチン”など個性的な刑事が揃っていた。モト冬樹にしかできない役を熱演!

11月19日20:00にヅラ刑事ことモト冬樹さんの舞台あいさつも予定しています!!

 

 

いま、語る。明日を、見る。

 三池 終わらない炭鉱の物語

2005 年 / オフィス熊谷製作 /103 分/シグロ配給
監督/ 熊谷博子 ナレーター/中里雅子 協力/三池炭鉱に生きた人々

10/21 (土)− 27 (金)
10:20/12:15/14:10
10/28(土)〜11/3(金)
18 :10/20:10

 

1997 年 3 月 30 日、日本で最大の規模を誇った三池炭鉱が閉山。囚人労働、強制連行、三池争議、炭じん爆発事故…。過酷な労働を引き受け、誇り高くやまに生きた男と女たちの証言を聞き続け、7年がかりで完成させた力作。 150 年以上にわたる三池炭鉱の歴史に、初めて正面から向き合ったドキュメンタリー作品。

 

公開にあわせトークショーも開催予定!

 映画監督って何だ!

2006年/協同組合 日本映画監督協会製作/88分/マジックアワー配給
監督・脚本/伊藤俊也
出演/小泉今日子 佐野史郎 映画監督協会員総出演


11/4(土)〜11/17(金)
(11/10を除く)
10:20-11:50
舞台挨拶・トークショーの日は上映時間が10:00スタート

 

日本映画監督協会が70周年記念事業として製作した作品。映画監督の仕事の本質をわかりやすく描き、現在の著作権法では認められていない「映画監督の著作権」について改めて問う作品。メガホンをとった伊藤俊也監督のほか、60人の監督がスタッフとして、90人の監督が出演者として参加。


映画監督って何だ!」撮影密着ドキュメント「映画監督って何だ?」(佐藤真監督/約40分)上映

11/10〜12の3日間限定 19:30〜20:30 ※「映画監督って何だ!」ご覧のお客様は無料でご覧いただけます!



11/4(土)スタートの「映画監督って何だ!」では連日監督がシネマスコーレに来場され、舞台挨拶やトークショーを行います。


舞台挨拶・トークショーの日は上映時間が10:00スタートとなりますご注意ください。

11/4 初日上映後 
  伊藤俊也監督 舞台挨拶
 「映画監督って何だ!」「プライド運命の瞬間」


11/8 上映後トークショー 
  林海象監督 
「夢見るように眠りたい」「私立探偵濱マイクシリーズ」
  (ホスト山本起也監督 「ジム」「ツヒノスミカ」)


11/9 上映後トークショー 
  成田裕介監督 
「あぶない刑事フォーエヴァーTHE MOVIE 」


11/11 上映後トークショー 
  佐藤真監督 
「エドワード・サイード OUT OF PLACE」
  (ホスト山本起也監督 「ジム」「ツヒノスミカ」)

 

多くの方の要望に答えついに、アンコール上映決定

 蟻の兵隊

2005年/「蟻の兵隊」製作委員会/101分/連ユニバース配給
監督/池谷薫 出演/奥村 和一


11/18(土)〜12/1(木)
10:30 14:10

 

“日本軍山西省残留問題”の真相を解明しようと孤軍奮闘する奥村さんの姿を追った渾身のドキュメンタリー。

今夏に上映終了後も多数のお問い合わせをいただいた「蟻の兵隊」がアンコール上映として帰ってまいります。
独り戦い続ける奥村さんの姿を是非とも観に来てください。

 

〈中国映画の全貌2006〉

 ようこそ、羊さま。

2004年/中国/100分/ワコー配給
監督/リウ・ハオ(劉浩)出演/スン・ユンクン(孫雲昆)


11/18(土)〜24(金)
12:20/16:00

 

雲南省の山間部を舞台に、貧乏な村を救うために、役人から送られた外国産の羊を増やそうと試みる、老夫婦の奮闘ぶりをシニカルにユーモラスに描く。原作は夏天敏の同名小説。

 

〈中国映画の全貌2006〉

  ニィハオケ小平

2004年/中国/91分/ワコー配給
監督/ロアン・リュウホン(阮柳紅)、リュイ・ムーツ(呂木子)


11/25(土)〜12/1(金)
12:30/16:10

 

政治、文化、軍事、経済の全般に渡り、現代中国の発展を導いたケ小平の素顔に迫る、プライベート映像を収めた公式ドキュメンタリー映画。今だ未知の部分を残す大国・中国の片鱗を垣間見るためにも、貴重な映像である。

 

 追悼・石井輝男×丹波哲郎 特集上映企画 “テルオtoタンバ”




昨年他界された“キング・オブ・カルト”石井輝男監督と今年9月24日に他界された“大俳優”丹波哲郎氏。日本映画界にとって最高である意味素敵なコンビだった二人の競演作品を特集上映する。
その名も“テルオtoタンバ”!貴重な石井輝男監督のドキュメンタリーからカルトな名作まで、2週間連続上映。特集上映初日にはオールナイトイベント“テルオdeタンバ”も開催!この秋はカルトな演出と大胆な演技に酔え!

上映作品


11/4(土)〜7(火)

『石井輝男FAN CLUB』


2006年/トリックスターフィルム配給/80分
監督/矢口将樹 撮影/熊切和嘉 出演/石井輝男 リリー・フランキー 塚本晋也 丹波哲郎
石井輝男監督の遺作『盲獣VS一寸法師』の撮影現場を中心に作られた本当に素の輝男監督が堪能できるドキュメンタリー映画。夢を語り、笑い、神業演出を魅せ、そして踊るカルトの帝王の姿。丹波氏との語りシーンには涙なくしては見れない。


11/8(水)・9(木)

『恋と太陽とギャング』

1962年/東映配給/87分
監督・脚本/石井輝男 出演/高倉健 丹波哲郎 千葉真一
『花と嵐とギャング』の姉妹編にして、ソフト未発売の貴重な作品。高倉健、丹波哲郎らのジャパニーズ・ギャング集団VS国際賭博組織の戦いが今始まる!


11/10(金)〜12(日)

『霧と影』

1961年/ニュー東映配給/84分
監督・脚本/石井輝男 原作/水上勉 出演/丹波哲郎 梅宮辰夫
水上勉のサスペンス原作を石井輝男の切れ味のよい演出でみせる幻の傑作。丹波氏とは本作で初めてタッグを組み、その後ある意味最強のふたりになる。ニュープリント上映!


11/13(月)〜15(水)

『昇り竜鉄火肌』



1969年/日活配給/89分
監督・脚本/石井輝男 美術/木村威夫 出演/扇ひろ子 藤竜也 小林旭
石井輝男初の日活作品。石井映画のヒロインらしい、はねっかえしが強く男まさりな役柄を扇ひろ子が見事に演じている。本作の成功後、カルト怪談時代劇『怪談昇り竜』が生まれる。
(注意:本作には丹波哲郎氏は出演されておりません。)


11/16(木)・17(金)

『ならず者』

1964年/東映配給/98分
監督・脚本/石井輝男 出演/高倉健 丹波哲郎 杉浦直樹
なんと本作は香港・マカオで撮影された海外ロケ作品。なんといっても見所は、マカオのセントポール寺院での高倉と丹波の決闘シーン!撮影禁止区域らしく、石井輝男の神業演出が光る!

連日・夜8:30よりレイトショー!
料金 当日:一般1300円 学生1100円 会員1000円 前売:一般・学生とも1100円 3回券3000円 



追悼・今村昌平 特集上映企画 “イマヘイの人類学入門”


本年5/30に亡くなられた巨匠・今村昌平監督。カンヌ国際映画祭にて2度パルム・ドール(大賞)に輝くイマヘイ監督のデビュー作から始まる一番ギラギラしている “イマヘイの人類学入門”的な初期作品を5本連続上映する。この機会にイマヘイ監督からの人生講義をスクリーンにて堪能せよ。

11/4(土)〜6(月) 夜5:40〜8:10
赤い殺意

1964年/日活配給/150分
監督・脚本/今村昌平 出演/春川ますみ 西村晃
封建的な家中心思想の強い東北を舞台に、古い因習の重圧に苦しむ小心な女が、ある事件を契機に強い女へと変わっていくさまをどっしりと描いたイマヘイ映画の真骨頂。当館支配人・木全純治氏の人生マイベスト映画でもある!

11/7(火)〜9(木) 夜6:00〜8:05
にっぽん昆虫記

1963年/日活配給/123分
監督・脚本/今村昌平 出演/左幸子 北村和夫
東北生まれの女性の生命力に満ちた半生記を、エネルギッシュに描いたイマヘイの代表作。母娘二代にわたる女性の、男の肉体に取り込んでたくましく生きていくさまを、イマヘイが粘っこく演出する!

11/10(金)〜12(日) 夜5:40〜7:20
果しなき欲望

1958年/日活配給/100分
監督・脚本/今村昌平 出演/長門裕之 渡辺美佐子
敗戦時、ひとりの軍医がひそかに埋めた時価6千万円のモルヒネ発掘をめぐって、軍医の旧部下と称する4人の男たちと、今は亡き軍医の妻と称する女が繰り広げる、色欲と物欲のドラマ。そしてなんとイマヘイのデビュー作なのだ!

11/13(月)〜15(水) 夜5:40〜7:50
「エロ事師たち」より 人類学入門



1966年/日活配給/128分
監督・脚本・製作/今村昌平 原作/野坂昭如 出演/小沢昭一 坂本スミ子
当時の性風俗にスポットライトを当て、日本人の性をブラックな笑いをまじえて描いた人間喜劇。イマヘイ映画の中ではいまひとつ成功してないが、小沢昭一の演技が素晴らしく、主演男優賞を総ざらいした。

11/16(木)・17(金) 夜6:00〜7:50
豚と軍艦


1961年/日活配給/108分
監督/今村昌平 出演/長門裕之 吉村実子 丹波哲郎
社会の下層を生き抜く人間たちの欲望のエネルギーを賛嘆し、かつ笑い飛ばすふてぶてしい作風で異彩を放った、イマヘイ監督初期の秀作。美も醜もともどもにかみ砕くイマヘイ演出の力業は充実のきわみを見せ、いわゆる“重喜劇”のスタイルを本作で確立した。

料金・当日 一般1300円 学生1100円 会員1000円 前売 一般・学生ともに1100円 3回券3000円



アラブ映画特集 11/18〜12/1 



『露出不足』 11/18.19 18:00-19:10


Underexposure2005年/70分/カラー/イラク=独/35ミリ監督:ウダイ・ラシード

イラク戦争後にバグダッドで撮影された、初の長編劇映画。フセイン政権崩壊後の混沌とした社会状況を背景に、映画を製作しようともがく青年たちの姿を通して、戦後イラクの新たなリアリティを探る意欲作。ロッテルダム国際映画祭とシンガポール国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。


『忘却のバグダッド』 11/20-22 18:00-19:55


Forget Baghdad 2002年/112分/カラー/イラク=スイス=独/35ミリ監督:サミール

映画史100年の中で表象されてきた「アラブ人」「ユダヤ人」像を、4人のイラク系ユダヤ人とイラク系ユダヤ人を親に持つ女性社会学者が語る、自己史を織り混ぜたドキュメンタリー。バグダッドのユダヤ人であること、そしてイスラエルのアラブ人であることの意味を検証しながら、ステレオタイプ化された「アラブ人」「ユダヤ人」像を解体していく。2002年ロカルノ国際映画祭審査員賞受賞。


『長い旅』11/23.24 18:00-19:41


Le Grand Voyage 2004年/108分/カラー/モロッコ=仏監督:イスマエル・フェルーキ

在仏モロッコ人の老人が、故郷をひと目見ようと、息子とともに長い旅に出る。様々なトラブルのなか、欧州から北アフリカまでの7カ国を走行していく、ロードムービーの傑作。

 

『ラジオのリクエスト』 11/25.26 18:00-19:30


Listeners' Request 2003年/89分/カラー/シリア/35ミリ監督:アブドゥルラティフ・アブドゥルハミド

『ジャッカルの夜』『魂のそよ風』のアブドゥルハミド監督最新作。戦時下のシリアの山村に暮らす人々の唯一の楽しみは、皆で一緒にラジオ番組を聴くこと。その裏で恋人のアジーザと逢瀬を重ねていたジャマールが、ある日召集されて…。戦争への批判的なまなざしと音楽への愛が織り込まれた、珠玉のラブストーリー。

 

『Waiting』 11/27-29 18:00-19:30


Waiting 2005年/88分/カラー/パレスチナ=仏監督:ラシード・マシャラーウィ

役者のオーディションのため、中東各地の難民キャンプを回ってカメラテストを繰り返す劇場スタッフたち。パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノンへと旅は続いていく。

『夢』 11/30.12/1 18:00-19:50


Dreams 2005年/108分/カラー/イラク=英=蘭監督:ムハンマド・アル=ダラージ

「アラブ映画祭2005」で上映した『露出不足』に続く、イラク戦争後に製作された2本目のイラク映画。爆撃された病院と、生き残った人々のその後を描く。音楽を、2004年に国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の招へいで来日公演も行なった巨匠ナスィール・シャンマが担当し、話題となっている。